タミフルの予防投与で起こる副作用と発症について

タミフルの予防投与も治療時と変わらず副作用はでる

タミフルはインフルエンザウイルスの増殖を抑えることによってその症状を緩和して治癒までの時間を早めるといった薬です。インフルエンザ発症後すぐに服用すれば症状を緩和して治癒までの時間をはやめることができ、また事前に服用していればウイルスの増殖を抑えることができるため予防に使うことができます。

治療目的の場合には健康保険の対象となりますが、予防投与はあくまでも患者が予防で行うことであり自己負担になります。
インフルエンザの予防は、タミフルの予防投与とワクチンの接種の2種類です。タミフルの予防投与は、服用中の7日から10日間がもっとも予防効果があります。対してワクチン注射は5ヶ月程度の効果が持続するため予防を目的とする場合にはワクチン注射が一般的です。

しかし、予防投与は、仕事を休めないある決まった時期がある場合、その期間だけ集中的にインフルエンザの予防を行う事がでるのがメリットです。予防投与の期間は効果がある期間は1ヶ月程度です。

メリットが有る一方で、タミフルには副作用が出ることがあります。インフルエンザの治療時と同じように予防投与でも副作用がが出るリスクがあるので注意が必要です。

タミフルの予防投与で発症する副作用

タミフルを服用した場合の副作用で頻度の多いものは腹痛・下痢・吐き気です。一方で重篤な副作用を起こすことも報告されておりアナフィラキシーショック・肺炎・劇症肝炎・肝機能障害・黄疸・皮膚粘膜眼症候群・中毒性表皮壊死融解症・急性腎不全・白血球減少・血小板減少・精神・神経症状・出血性大腸炎・虚血性大腸炎などがあります。これらの発症頻度は極めて小さいものですが、このような症状が出た場合には服用を中止して病院で治療を受けることが重症化させないためにも大切です。またタミフルといえば異常行動が知られますが、これらは因果関係は不明です。ただし子どもに投与した場合に見られるため未成年者に使用する場合には未成年者を一人にしないようにする必要がありますし、また異常が見られる場合には病院で診断してもらう必要があります。大人が服用して出る副作用は腹痛・下痢・吐き気ですが、これらは体内からウイルスを排除しようとする働きですが、症状が重い場合には医師に相談して投与を続けるか判断することが大切です。

子供がインフルエンザに!タミフルを飲んで治療する

子供がタミフルを飲まない理由

タミフルは、インフルエンザの治療や予防で高い効果を示す薬です。

しかし、子供が嫌がって飲まないことも多く、その理由は薬の味がとても苦いということが挙げられます。

子供は、薬剤の大きさ等の理由で、大人用の錠剤を飲むのが難しいです。そのため、粉末であるドライシロップが処方されますが、このドライシロップが苦く、子供から嫌われる理由となっています。

タミフルのドライシロップは、錠剤と違って味が伝わります。

これを嫌がり、無理に飲ませようとしても吐き出してしまうのです。

インフルエンザの症状が軽い場合は、タミフルを無理に飲ませなくても大きな問題になりません。しかし、重篤であれば、飲み切る必要性があります。

子供が飲みやすいように甘みが付けられている薬もあるので、それに慣れてしまっているとなかなか飲ませることが難しいです。

タミフルのドライシロップを飲ませるには、苦みを感じさせないようにすることが重要です。

また、味を変えても完全に苦味はなくなりません。子供は、一度苦いと知ると嫌がってしまうので、工夫が必要になります。

薬の苦手な子にタミフルを飲ませるコツ

タミフルを子供に飲ませるコツは、苦みを感じにくくなる食べ物や飲み物と混ぜることです。

チョコレートアイスやイチゴ味のヨーグルト、ココアやオレンジジュースなどにタミフルを混ぜると良いでしょう。

他には、服薬を助ける服薬ゼリーも市販されています。

タミフルを飲ませる際、一度にまとめるのではなく、少しずつ飲ませましょう。飲めたら褒めてあげるのが良いです。

子供は、何のために必要なのか分からないまま、無理やり飲ませるのも嫌がります。

自分で我慢して飲むようになるように、タミフルを飲む理由を説明してあげると良いでしょう。

また、何にでも混ぜて味を変えれば良いというものでもありません。

バニラアイスやリンゴジュース、乳酸菌飲料の場合は味が変わってしまうので、逆に飲みにくくなってしまうののです。

主食に混ぜると、子供が苦みを記憶してそれ以降に食べなくなる恐れがあるので、避けましょう。

タミフルの飲み方

タミフルと鼻炎薬「ザイザル」

タミフルはインフルエンザの治療でよく使われる薬です。一方、ザイザルは鼻炎の症状を改善するために使われます。

タミフルとザイザルは一緒に飲んでも問題ないと言われています。医療機関では、これらの薬は一緒に処方されることがあります。鼻炎の症状が特にひどい場合は積極的にザイザルを飲むと良いでしょう。それと同時に、タミフルも処方された日数分をしっかりと飲みきることが重要です。

タミフルとザイザルは併用しても問題ありません。一方、鼻炎薬は副作用として眠気やだるさを感じることが多いといわれています。

インフルエンザを治療する際は、薬を飲むだけでなく、ゆっくりと休養をとるようにしましょう。

タミフルと抗不安薬「デパス」

デパスは不安や緊張を鎮めるために使われる抗不安薬です。タミフルとの飲み合わせで副作用が起こることはないため、問題なく併用できます。

ただし、医療機関を受診する場合は、必ずお薬手帳を医師に見せて、今飲んでいる薬の種類を伝えるようにしましょう。また、タミフルはインフルエンザの治療、抗不安薬は精神を安定させるために必要な薬です。症状を改善するために、用法、用量を守って正しく使いましょう。

タミフルとレンドルミンやゾビラックの併用について

タミフルとレンドルミンは併用できる

タミフルとレンドルミンは併用しても問題ありません。

タミフルは、neuraminidaseの活性を阻害する治療薬です。neuraminidaseとは、インフルエンザウイルスが宿主細胞から他の細胞に感染を広げるために必要となる酵素です。

スイスの「F.Hoffmann-La Roche」が提供しています。

日本ではこの製薬メーカー傘下の「中外製薬」が製造輸入販売元です。

なお、タミフルの作用機序は世界で最初に開発されたインフルエンザ治療薬のZanamivirとほぼ同じと言えます。

このために、Zanamivirと同じく、タミフルに関しても特に決まりはありません。

例えば、Thienotriazolodiazepine系の睡眠導入剤の一種レンドルミンとの間にも相互作用はないので、一緒に使用しても大丈夫です

ただし、それぞれの薬の決まりについてはきちんと守らなければなりません。タミフルの服用期間は、治療目的の場合は5日間で、予防目的の場合は10日間です。レンドルミンは、1週間から2週間ごとに投与量を半分にするなど、徐々に減らしていきます。

それぞれの用法用量を守り、正しく薬剤を使用すれば、タミフルとレンドルミンは併用しても問題ないのです。

タミフルとゾビラックスは併用できる

タミフルとゾビラックスは併用しても問題ありません。

ゾビラックス(Zovirax)は、水痘・帯状疱疹ウイルス・単純ヘルペスウイルス等のウイルス感染症の治療薬です。

有効成分のAciclovirは、ノーベル医学賞を受賞したアメリカの生化学者及び薬理学者Gertrude Belle Elionが開発しました。

Aciclovirは、ヘルペスウイルスの複製に必要となるDNAポリメラーゼの活性を阻害し、ウイルスの増殖を抑制するのです。

なお、国内にはこのウイルス感染症の治療薬との併用禁忌とされていたり注意が必要とされていたりする処方薬が80以上存在しています。

その中にインフルエンザ治療薬のタミフルは含まれていません。

タミフルとゾビラックスは作用機序が異なり、一緒に飲んでも問題ないからです。

ただし、それぞれの薬には注意しなくてはならない点がいくつかあります。

併用する場合はそれらすべてに関して守らなくてはなりません。

例えば、ゾビラックスでは、65歳以上の高齢者や0歳から14歳の小児は服用・利用に際する指示があります。

それぞれの薬剤の用法用量を守り、安全に薬剤を服用しましょう。