タミフルとレンドルミンやゾビラックの併用について

タミフルとレンドルミンは併用できる

タミフルとレンドルミンは併用しても問題ありません。

タミフルは、neuraminidaseの活性を阻害する治療薬です。neuraminidaseとは、インフルエンザウイルスが宿主細胞から他の細胞に感染を広げるために必要となる酵素です。

スイスの「F.Hoffmann-La Roche」が提供しています。

日本ではこの製薬メーカー傘下の「中外製薬」が製造輸入販売元です。

なお、タミフルの作用機序は世界で最初に開発されたインフルエンザ治療薬のZanamivirとほぼ同じと言えます。

このために、Zanamivirと同じく、タミフルに関しても特に決まりはありません。

例えば、Thienotriazolodiazepine系の睡眠導入剤の一種レンドルミンとの間にも相互作用はないので、一緒に使用しても大丈夫です

ただし、それぞれの薬の決まりについてはきちんと守らなければなりません。タミフルの服用期間は、治療目的の場合は5日間で、予防目的の場合は10日間です。レンドルミンは、1週間から2週間ごとに投与量を半分にするなど、徐々に減らしていきます。

それぞれの用法用量を守り、正しく薬剤を使用すれば、タミフルとレンドルミンは併用しても問題ないのです。

タミフルとゾビラックスは併用できる

タミフルとゾビラックスは併用しても問題ありません。

ゾビラックス(Zovirax)は、水痘・帯状疱疹ウイルス・単純ヘルペスウイルス等のウイルス感染症の治療薬です。

有効成分のAciclovirは、ノーベル医学賞を受賞したアメリカの生化学者及び薬理学者Gertrude Belle Elionが開発しました。

Aciclovirは、ヘルペスウイルスの複製に必要となるDNAポリメラーゼの活性を阻害し、ウイルスの増殖を抑制するのです。

なお、国内にはこのウイルス感染症の治療薬との併用禁忌とされていたり注意が必要とされていたりする処方薬が80以上存在しています。

その中にインフルエンザ治療薬のタミフルは含まれていません。

タミフルとゾビラックスは作用機序が異なり、一緒に飲んでも問題ないからです。

ただし、それぞれの薬には注意しなくてはならない点がいくつかあります。

併用する場合はそれらすべてに関して守らなくてはなりません。

例えば、ゾビラックスでは、65歳以上の高齢者や0歳から14歳の小児は服用・利用に際する指示があります。

それぞれの薬剤の用法用量を守り、安全に薬剤を服用しましょう。